大阪故鉄株式会社は2015年9月の国連サミットで採択された
「持続可能な開発の2030アジェンダ」で掲げられたSDGsの目標達成に向けて
「鉄スクラップのリサイクル」を通じて、下記の取り組みにより持続可能な社会の
構築に貢献してまいります。
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目標1.
貧困をなくそうEnd poverty in all its forms everywhere
安心して働ける職場提供と安定した給与支給により働く社員に明確な将来ビジョンを与え生活を安定させる
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目標3.
すべての人に健康と福祉をGood health and well-being
定期的な健康診断の実施、個別面談やメンタルヘルスケア予防に向けた外部機関からのアドバイスを取り入れ社員の体と心の健康構築をおこないます。
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目標7.
エネルギーをみんなに、
そしてクリーンにEnsure access to affordable, reliable, sustainable and modern energy for all
東京五輪の運営計画に「電炉鋼材などのリサイクル鋼材」の文言が入るとおり、「脱炭素社会」へ向けて重要な意味を持つ、究極のエコマテリアルとよばれる鉄スクラップを安定仕入れし適正加工して需要家へ安定供給することでCO2削減へ協力しクリーンな地球環境を目指します
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目標8.
働きがいも経済成長もPromote sustained, inclusive and sustainable economic growth,
full and productive employment and decent work for all働きやすい職場環境づくりと社会から必要とされる鉄リサイクル企業であり続けるため、新しい技術・機械・設備の導入により生産性の向上を図り経済成長を促進させる。
新入社員から社長までが日々の活動をオープンにし公正な業務活動をおこなえる社内環境を整える。
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目標12.
つくる責任つかう責任Ensure sustainable consumption and production patterns
適正かつコンプライアンスに基づいたスクラップの回収、選別、加工による再資源化をおこない、純度の高い良質の製鋼原料を作り上げ安定供給をおこなうことで循環型社会を促進させる。
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目標13.
気候変動に具体的な対策をTake urgent action to combat climate change and its impacts
2030年までに営業車の環境適応(ハイブリッド車等)比率を60%以上にし、CO2排出量の削減を図る
社内のBCP構築および包括的な地域ネットワークを通じての相互支援システムの構築により気候関連災害や自然災害に対しての強靭性を図り災害に強い会社にする
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目標17.
パートナーシップで目標を達成しようStrengthen the means of implementation and
revitalize the global partnership for sustainable developmentSDGs推進に向けた取り組みをおこなっている下記団体への参加を通し、一会員として持続可能な社会に向けた取り組みに積極的に参加する
・SDパートナー支援協会
鉄スクラップ回収による再資源化の促進、事業に伴うエネルギー消費効率の改善
● これまでに築き上げてきた優良な企業とのネットワークを活用して、日本全国で発生する鉄スクラップを回収・リサイクルし、製鋼メーカーに向けて納入しています。広く鉄スクラップを回収、廃棄物の発生の抑制に大きく貢献できると考えます。(ターゲット12.5)
● 製鋼メーカーに鉄スクラップを原料として安定供給することで、電炉法による鉄の製造が増えれば、温室効果ガスの排出量が大きい高炉製鋼法からのシフトが進み、CO2排出量の大幅な削減に貢献することが期待できます。 (ターゲット9.4)
● 鉄スクラップの長距離輸送において、陸送から海上輸送へのモーダルシフトを進めています。船舶を用いた輸送が増えることで、物流に係るエネルギー消費原単位の削減につながります。また工場設備の更新や、燃料転換など省エネ化を進められており、自社工場等におけるエネルギー消費効率を改善しています。(ターゲット7.3)
● 太陽光発電パネルの設置や再エネ電力契約への切り替え等を進めることで、再生可能エネルギーの導入促進への貢献しています。(ターゲット7.2)
健康経営、安全な職場環境の推進や働きがいの向上
● 「健康経営宣言」を表明し、従業員の健康維持・向上の取り組みを推進しています。具体的な施策として、個別面談や外部機関からのアドバイス等を取り入れ、これらの取り組みにより、メンタルヘルス不調や病気の予防に努めています。(ターゲット3.4)
● リスクアセスメントや危険予知活動を行い、危険個所の洗い出し・補修等により、現場の安全性を高めています。また安全衛生研究会を継続的に開催し、安全への理解促進や意識を向上させることで、現場での労働災害を減らし、安心安全な労働環境づくりを進めています。(ターゲット8.8)
● 働き方改革を進め、事務負担や現場の作業負担軽減に向けて取り組み、また、従業員の給与水準の向上を図っています。その結果、従業員の生産性や働きがいが向上に努めています。(ターゲット8.5)
● 従業員へのSDGs教育に加え、取引先等に向けて、SDGsをテーマとする講演会やSNSでの発信を行っています。サステナビリティについて学ぶ機会を得ることで理解が促進され、弊社内やパートナー企業内で、サステナビリティに配慮した行動をとる人を増やすことにつながると期待しています。(ターゲット13.3)
● その結果、サステナビリティの推進に向けた企業間連携や、官民パートナーシップが拡がることが期待できます。(ターゲット17.17)
ロジックモデルの意義
● ロジックモデルは、特定の事業活動(製品・サービスや個々の事業モデル)が、どのような道筋を経て社会に影響を及ぼすのかを分解して示した図です。
● 「インプット/活動(投入する資源/活動)」→「アウトプット(投入資源をもとに実施した活動の直接かつ直後の結果)」→「アウトカム(実施結果がもたらす中期的で測定可能な成果)」→「インパクト(アウトカムが長期的かつ広範囲にもたらす影響)」に分けて、 SDGs達成に向けた道筋を説明します。
● 一つの活動を、インプット/活動、アウトプット、アウトカム、インパクトの4つで分析することで、製品・サービスが生み出す価値とその実現に向けた道筋、そして 成果をステークホルダーに説明すること(説明責任の履行)と、企業の中で、ビジネスが社会的課題解決につながっているかを検証し、PDCAサイクルを回す手掛かりとすることができる、という二つの意義が得られます。
● なお、事業活動は必ずしもポジティブな影響だけでなく、ネガティブな影響をもたらす可能性があります。ロジックモデルは、ネガティブな影響が生じてしまう恐れを事前に察知し、必要な手を打つこともできます。
- 2021年12月
- 鉄鋼新聞社にて掲載
- 2022年1月
- 産業新聞社にて掲載
- 2022年1月
- SDGs ETサイトにて紹介
- 2023年9月
- 若手経営者SDGs対談